2021-03-16 第204回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
バイデン政権は、現在のワシントンの超党派的な対中強硬論も背景にあり、中国との長期的な戦略的競争を展開する姿勢を示しています。前トランプ政権と比べ、多少のアプローチの変更はあれども、その姿勢は今後も当面は維持していくでしょう。 ただ、国内における深刻な社会的分断、格差の拡大、財政上の制約等によりアメリカの超大国としての実力はかなりそがれている上、前述の中国の台頭により相対的にも低下しています。
バイデン政権は、現在のワシントンの超党派的な対中強硬論も背景にあり、中国との長期的な戦略的競争を展開する姿勢を示しています。前トランプ政権と比べ、多少のアプローチの変更はあれども、その姿勢は今後も当面は維持していくでしょう。 ただ、国内における深刻な社会的分断、格差の拡大、財政上の制約等によりアメリカの超大国としての実力はかなりそがれている上、前述の中国の台頭により相対的にも低下しています。
国家間の競争が顕在化する中で、中国などとの戦略的競争が特に重要な課題である、こういう認識を示して、中国は、より大きく、長期的な課題としての強い警戒感を示している、こういうことだと思います。 我が国を含む同盟国との関係の重要性、これもここで強調している。こうした中で、米中両国の軍事動向については我々も引き続き重大な関心を持って注視してまいりたい、こういうふうに思っております。
この報告書ではどういうふうに認識を示しているかというと、国際社会が、アメリカと中国ですね、大国間競争、まあロシアもちょっと入れているかも分かりませんが、いずれにせよ、大国間競争に回帰しているという認識を示して、特に中国に対しては、従来はアメリカが中国に対しては対話と協調を基盤とした関与、関係する関与を重視する戦略だったけれども、今後は戦略的競争者として軍事的、経済的に対抗していくという方向を打ち出したのが
さらに、アメリカの動向として、その既存の秩序の修正を試みる中国、ロシアとの戦略的競争が重要課題になっているという指摘、さらに、国家間の競争によって、その一環としてグレーゾーンの事態がもう長期的に継続するものと認識しなければならない旨が述べられているわけですが、こういう状況は、この認識そのものを私は否定するつもりは全くありません。
アメリカのトランプ政権は、二〇一七年十二月に公表した国家安全保障戦略は、テロへの対応を重視してきたそれまでの戦略とは異なり、中国やロシアとの国家間の戦略的競争を重視する方針を打ち出しました。オバマ政権までは、軍事力の近代化には警戒感を示しながら、しかし、中国の平和的な台頭を歓迎し、建設的な米中関係を構築するところを基本方針といたしました。
これは、中国、ロシアなどとの戦略的競争を安全保障上の優先課題に位置づけ、核戦力と宇宙軍拡、サイバー攻撃態勢の強化で圧倒的な軍事覇権体制を確立しようとするアメリカの軍事戦略を日本が共有し、その一翼を担うということではありませんか。 際限のない大国間の軍拡競争に日本が加わるということですか。
中国については、米国のNDS、国家防衛戦略において、修正主義国家である中国との長期的な戦略的競争が国防省の優先事項として位置付けられておりますが、マティス長官とはこうした中国に対する認識等について議論を行ってまいりました。また、沖縄の負担軽減については、私から沖縄を始めとする地元の負担軽減に向けた協力を要請し、マティス長官と地元の理解を得る取組について協力していくことで一致をいたしました。
具体的に申し上げますと、学長裁量による学内の研究費やポストの戦略的、競争的な配分、学長補佐体制の充実強化など学長のリーダーシップのもとでの戦略的な大学運営、学外理事や運営協議会の委員に民間企業、地元自治体等から多様な人材を登用して、学外の意見を幅広く大学運営に反映させることなどに努めておりますし、また任用制の拡大、あるいは年俸制の導入、外国人の理事への採用、ノーベル賞級の研究者の教授への招聘など、弾力的
WTO加盟を契機に国際社会への経済面での本格的参入を図ることにより、中国を戦略的競争者と表現した米国に対しては挑発的アプローチを避け、協調関係を維持しようとする意図が見受けられます。しかし、経済発展に伴い経済成長率を上回って増強を続けている中国の軍事力増強を見逃してはなりません。
中国との関係では、その位置づけを戦略的パートナーから戦略的競争相手として、国境付近の偵察飛行により軍用機の接触事故を引き起こして、台湾への武器供与問題でさらに緊張感を高めています。対北朝鮮政策でも、クリントン政権下で進められた融和政策がとんざしている。
さらに、フォーリー大使が今度は対中問題について、新政権は、今までの米中関係が戦略的パートナーシップであったのをブッシュ政権は戦略的競争相手だと、ストラテジックコンペティターになったと、こういうふうにはっきり言っている。対中政策も相当厳しいものになるのではないかという予測を既にフォーリー前大使はこの時点で持っておられた。だからこそ、こういう発言になったのだと思うわけでございます。
○国務大臣(河野洋平君) クリントン政権時代には、中国に対しては戦略的パートナー、こういう位置づけであったわけですが、今回の日米首脳会談におきますブッシュ新大統領の中国に対します見方といいますか言い方は、戦略的競争相手という言い方、あるいはそう言いながら一方で建設的パートナーとして位置づけなきゃならぬということも言っておられるわけでございます。
ブッシュ政権は中国との関係を戦略的なパートナーから戦略的競争者に変化をさせました。また、ブッシュ政権がNMD計画を明らかにしたことは先ほどから言われているとおりです。
中国に対しては、クリントン大統領がなした戦略的パートナーという位置づけから戦略的競争相手と言いかえるなど、前政権と異なったアプローチをとろうとしているとの指摘もあります。外務大臣、パウエル長官、ライス補佐官との会談でいかなる変化を感じておられますか。 このような中、日米同盟を外交・安全保障の基軸としている我が国は、一方で、今挙げた両国の隣国に当たり、リーダーシップをとるべき地理的関係にあります。